2011年07月08日
刺繍糸、パールヨット
今、1着に14柄 刺繍入れるのがあって、
刺繍がしたくて、うずうずしている僕にはちょうどいいのですが、
納期もあるので、ちょうど疲れもピーク。
しかも、背中には10万針の大きな柄を入れるのがあって、
10万針といってもピンと来ない人が居られると思いますが、
単純にマシンで一般的なスピードで刺繍して、3時間強。
途中、糸が切れたり、釜の下糸をかえたりとかを考えると約4時間・・・。
ひとつの柄を縫うだけで4時間かかるのです。
これは、頼れるナイスガイ新ちゃん
あっさり頼んだ

彼のところには僕のところの数倍でかいマシンがある。
本間に頼りになる。 いつもありがとう。
関係ないかもしれないが、小さいころは何処かにに車で出かけるとなると、ワクワクして
何時間でも車に乗っているのが楽しかった。
このごろは、出発した瞬間に もう着く? もう着く?と
シュレックに出てくるやつみたいに聞きたくなる・・・
いや、自分が運転してるパターンが多いから聞く事はそんなにないけど・・・
そう、 そんな中
こんな小さい文字を入れるのもあって、小さすぎると刺繍では文字が出てこないんですが
なんとか、頑張ってみたのはイイのですが、
話は、本題に。
うちの在庫で、某メーカー(廃業した)の糸があってレーヨンで75/2 糸の太さね。
これは細いほう。
ほんで黒。
いつでもどこでも使える黒。
サンプル製作のときはサクサクッと縫えたんですが、
いざ本ちゃんでは、切れまくる。
切れて切れて、ぜんぜん進まない。
あの手この手で散々やったけど糸が切れてマシンが止まる。
とうとう痺れを切らして、糸をパールヨットに替えてみると
これまた、嘘のように切れない。
今まで苦しんでたのが なんやったんやろうと、つくずく思い知らされた。
見た目は同じような細い糸でもこんなにも違うものなのか?
いや、全然違うのである!
糸といえば刺繍屋にとって仕事の材料。
なかなか粗末にはしたくないものですが、
ここらで、良いものと、悪いものとをはっきりと区別つけて
悪いものは、もう処分したほうが、仕事の能率はぜんぜんイイ。
思い返せば、サンプルで上手い事縫えたときもパールヨットやった。
ほんまにイイ糸や、ちょっと高いけど


Posted by メッチャきけんマル at
00:42
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