2010年01月22日
横ブリ

横ブリミシンを紹介します。
今はコンピューターミシンの時代で何でもできる。と言われますが、僕はそうは思わない。
作品を制作した最終工程は、この横ブリミシンなくしては仕上がらないのです。

針先の下のどぶ板部分が横一文字に切れています。
ここで針を左右に横揺れさせて刺繍のハバを出して縫っていきます。
このハバ出しを足で調節しながらデザインを描いていきます。
このミシン今から約100年以上前に作られた物で、未だに現役です。
元々、穀物用のズタ袋を縫うための物を改造して作られたと聞きました。
1850年 アイザック・メリット・シンガー この人がシンガーミシン一号機を作るのに成功しました。
アメリカのSINGER社のこの時代のものは、鋳物を製造過程のうちに一度3年ぐらい砂漠に埋めておきます。
その後、掘り出したその素材は熟成され、硬くヒズミのない素材へと生まれ変わり その素材によって作ら
れた このミシンは100年たった今でも当時と同じように、動き続けているのです。
職人から職人へと、何世代にわたって受け継がれ続けていきます。

Posted by メッチャきけんマル at
16:13
│Comments(0)